イベントevent

【セミナー】第4回 ITID開発力セミナー

終了
内容

アジェンダ

第4回ITID開発力セミナー

  • 13:30

    受付

  • 14:00-14:10

    開会のご挨拶

    株式会社ITID代表取締役社長
    吉本 敦

  • 14:10-14:55(45分)
    Session1

    自工程完結に向けた開発の見える化の取り組みについて


    トヨタ自動車株式会社 パワートレーン本部エンジンプロジェクト推進部 部長 
    杉山 雅則 様


    【講演概要】
     トヨタ自動車株式会社様では、市場のニーズが多様化しシステムが複雑化する中で、高い品質と開発日程を遵守し続けていくために、開発業務への自工程完結の適用を進められています。  この活動では、まず開発における個々の業務のつながりを「TLSC」と呼ばれる業務リンクチャートによって徹底した「見える化」を行い、それをエキスパートの知見や「DSM」などの分析手法を更に活用することで開発業務の標準工程の作り込み及び改善を進められ、多くの成果をあげられてきました。  今回のご講演では、エンジン開発分野における「自工程完結」の取り組みについて、背景、特徴、取り組み内容について、改革推進責任者としてのご苦労なども交えてご講演いただきます。

  • 14:55-15:40(45分)
    Session 2

    日信ソフトエンジニアリング株式会社様におけるソフト開発プロセス改革活動事例


    日信ソフトエンジニアリング株式会社 宇都宮サテライトオフィスSQAグループ 
    小野瀬 敦 様


    【講演概要】
     日信ソフトエンジニアリング株式会社様は、鉄道や交通等、品質と信頼性を特に要求される社会インフラシステムの制御ソフトを開発されています。昨今の調達条件としてCMMIやISO等のプロセス品質に対する要求が高まる中、ビジネス上の課題をクリアしつつ、開発するソフトの品質向上と生産性向上を狙って、2005年からCMMIをベースにした" SPICE30活動"に着手されました。活動のマイルストンとして2006年にはCMMIレベル3を達成され、今なお改善継続中の"SPICE30活動"について、背景、取り組み内容、活動推進の苦労や配慮点、これまでの成果や今後に向けた課題等をご講演頂きます。

  • 15:40-15:50

    休憩

  • 15:50-16:20(30分)
    Session 3

    製品開発プロセスのあるべき姿と実現手段


    株式会社ITID 開発グループマネージャ
    荒木 克文


    【講演概要】
     組織標準としての開発プロセスの策定やゲート管理基準の整備といったテーマにおいては、既に多くのお客様がその取り組みを通じて一定の成果をあげられていると思います。 しかし、製品開発とは一定のリスクをとりながら技術や製品を開発する活動であるため、その進捗段階において一定の想定外の状況が発生します。 より一層の開発力向上を目指すには、これら想定外の状況に適切に対応できるプロジェクト管理の仕組みを実現する事が今後の課題になると考えています。  ITIDではこの課題に対応する仕組みとして、『技術軸とタスク軸の双方を可視化する手法』とその手法を設計現場で活用して頂くための道具として『開発ナビシステム』を開発しました。  昨年度の本セミナーではその構想をご紹介させて頂きましたが、本年度はその具体的な内容をシステムのデモンストレーションを交えながらご紹介します。

  • 16:20-16:50(30分)
    Session 4

    2007年度 開発力調査結果


    株式会社ITID 企画・調査グループマネージャ
    堤 洋人


    【講演概要】
     2007年7月から4ヶ月間、72社118事業体、約4500名のエンジニアの方々にご協力いただきました『第2回開発力調査』の結果をご報告します。今回の開発力調査では2004年度に実施した第1回開発力調査と同様、開発に必要な規程や運用ルールの定義状態とその実行状態を『プロセス品質』として測定・評価しています。 また今回は新たに『プロセス品質』が開発期間や製品品質、開発コスト等に与える影響についても調査・分析し、開発プロジェクトの成果を向上させるためにキーとなる『プロセス品質』は何かを明らかにしていきます。

  • 17:00

    閉会

  • 17:00-19:00

    懇親会

レポート

<トヨタ自動車株式会社> 杉山様 ご講演風景

 2008年1月24日に東京コンファレンスセンターにて第4回開発力セミナーを開催いたしました。セミナー当日は約160名の方々にご参加いただき、盛況のうちに終了することが出来ました。多数のご参加ありがとうございました。
 ご参加いただきました皆様におかれましては、自社のプロセス改革に関する内容などについて、懇親会の場を含め忌憚のないご意見を交わしていただけたと思っております。

<日信ソフトエンジニアリング株式会社>
小野瀬様 ご講演風景

 今回のセミナーでは、開発力向上のキーサクセスファクターである"可視化"を軸に『製品開発をマネジメントするとは?』をテーマとして、トヨタ自動車株式会社 杉山様より"開発の見える化"の取り組みについて、また日信ソフトエンジニアリング株式会社 小野瀬様よりソフト開発のプロセス改革活動について非常に貴重なご講演を賜りました。また弊社からは新しい製品開発マネジメントの仕組みとして"iPRIME"のご紹介や本年度実施させていただきました開発力調査の結果をご報告いたしました。
弊社では今回皆様から頂きましたアンケートのご意見を基に、今後も更に開発プロセス改革に関する有益な情報をご提供していきたいと考えております。次回のセミナーも是非ご期待ください。

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