イベントevent

【セミナー】『社員がいきいきと成果を出す企業・組織デザイン』

終了
内容

「ニーズの多様化」「新興国企業の台頭」「従業員の価値観の多様化」等の環境変化を受け、より早く、難しい意思決定が企業・組織に求められています。並行して業務内容も多様化しており、現場で舵取りを行う中間管理職を筆頭に組織全体が疲弊しています。この状況を打破し、企業・組織が成果を挙げるには、中間管理職および社員一人一人の自発的行動と協調的な問題解決の促進が必要です。加えて、行動指針となる理念・文化のリ・デザインも必要です。慶應SDMは企業のパフォーマンスと組織風土・理念の関係に着目しながら、人材・組織について独自の研究に取り組んでいます。また、製造業を中心に組織・業務改革に取り組むITIDは主に開発業務の現場に密着した形での人材育成・組織変革を実践し成果を挙げています。
本セミナーは、産学両面からの人材・組織に対する取り組みの共有を通じて、参加者の皆様に新たな気付きを得ていただくべく開催する運びとなりました。「社員がいきいきと成果を出す企業・組織デザイン」の考えに触れたい方、人材・組織に課題を感じられている方はふるってご参加ください。

アジェンダ

プログラムは変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
※アジェンダのPDFはこちらをご覧ください。

  • 13:00-13:10

    開会挨拶
    SDM研究科委員長 前野隆司氏

  • 13:10-14:00

    講演1
    『企業パフォーマンスと組織文化の関係』
    SDM研究科 教授 高野研一氏

  • 14:00-14:50

    講演2
    『激動の時代に共に困難を乗り越える上司と部下の関係とは』
    株式会社ITID
    シニアマネージングコンサルタント 星野 雄一

  • 14:50-15:10

    休憩

  • 15:10-17:00

    分科会
    ◆Aブース
    『成果を出す組織になるための組織理念共有ワークショップ』
    SDM研究科 講師(非常勤)富田欣和氏
    ◆Bブース
    『組織の中での対話法ワークショップ~ハイパフォーマーの実践テクニック~』
    株式会社ITID
    シニアマネージングコンサルタント 西村 崇

日時 2013年7月31日(水) 13.00 ~ 17:00  (12:30受付予定)
会場 慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎
連絡先 ITID セミナー事務局/ 矢吹 TEL 03-6713-5700
参加費 無料 
定員:80名 (事前登録制) ※定員に限りがございますので、お早めにお申込みください。
主催 慶應義塾大学SDM研究科附属SDM研究所マネジメント
◆申込み
SDMホームページより7月18日(木)までにお申し込みください。
ご不明な点はセミナー事務局へご連絡ください。
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レポート

『社員がいきいきと成果を出す企業・組織デザイン』セミナー開催報告

<高野教授 ご講演の様子>

 2013年7月31日に慶應義塾大学大学院SDM研究科様と共同で『社員がいきいきと成果を出す企業・組織デザイン』セミナーを開催しました。
 今回のセミナーは2012年にご好評いただいた産学共同セミナーの第二弾であり、人材育成や組織変革をテーマに開催いたしました。当日は多様な業界の人事担当および現場のマネージャー、リーダークラスの皆様を中心に、定員を上回る90名の方に参加者いただき、盛況のうちに終えることができました。参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
 慶應SDM研究科 高野教授からは、企業の業績、安全性、職務満足度と組織風土・文化の相関関係、それらに基づく組織変革アプローチの講演がありました。いずれも多数の企業における調査結果および豊富なデータに裏付けられており、講演後も多くの反響がありました。

<弊社星野講演の様子>

 続いて、弊社星野が、時代背景を踏まえた上司と部下の関係について講演しました。「タテの関係」を超えて「ヨコの関係」が必要であること、そのためのキーワードとして「共創」と「挑戦」を挙げ、現場で必要になるコミュニケーションの具体的なやり方や発想力の必要性について解説しました。設計開発現場でのコンサルティング事例や体感ワークを通して、理解が進むと同時に、参加者同士の会話によって盛り上がる場となりました。

<Aブース 慶應SDM富田特任講師 理念共有ワークショップの様子>

 さらに講演後は、二つのブースに分かれてワークショップを行いました。Aブースでは、慶應SDM研究科富田特任講師より組織理念の共有・浸透をテーマとしたワークショップがありました。ある企業の理念を題材に、その意味を噛み砕いて理解し、具体的にとるべき行動をまとめるグループ演習を行ったのですが、各グループからは多様な意見が出ると同時に、「グループ毎に今後必要だと考えたアクションは異なっているものの、それぞれに納得感がある」といった声があがり、まさに理念浸透を体感できる場となっていました。また、「組織理念の浸透とは特別なことを行うのでは無く、日常の行動の中に存在すべきもの」という富田様の言葉が印象的でした。

<Bブース 弊社西村 対話法ワークショップの様子>

 Bブースでは、弊社西村がメイン講師となって、組織の中でハイパフォーマーが使っている対話を学ぶワークショップを行いました。CCPフレームワークを軸に、相手の意見の裏にある背景情報を理解するための質問スキルや意見を可視化する図解テクニックをお伝えし、総合演習では多様なメンバーの意見をまとめあげていくプロセスを参加者がファシリテーター役になって実践いただきました。頭で理解するのと実際にやってみることの違いを体感することで、「苦手な部分に気付いた」という声があがりました。

 アンケートや講演後の会話では、多くの参加者から
・講演は学術的なアプローチと身体知的な対比が大変興味深い構成と感じた。
・講演でキャリアデザインのヒントを頂いた。
・大きな観点、実践と両方から学ぶことができた。知識が短い時間でギュっとまとまっていてお得な感じがした。
などのコメントをいただきました。
 今後も慶應SDM様とは産学それぞれの特徴を活かし、補完し合いながら、共同での取り組みを継続していきます。そして、このような取り組みが、多種多様な業界で日々業務・研究に取り組まれている皆様の課題解決の一助となれば幸いです。

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