2013年7月31日に慶應義塾大学大学院SDM研究科様と共同で『社員がいきいきと成果を出す企業・組織デザイン』セミナーを開催しました。
今回のセミナーは2012年にご好評いただいた産学共同セミナーの第二弾であり、人材育成や組織変革をテーマに開催いたしました。当日は多様な業界の人事担当および現場のマネージャー、リーダークラスの皆様を中心に、定員を上回る90名の方に参加者いただき、盛況のうちに終えることができました。参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
慶應SDM研究科 高野教授からは、企業の業績、安全性、職務満足度と組織風土・文化の相関関係、それらに基づく組織変革アプローチの講演がありました。いずれも多数の企業における調査結果および豊富なデータに裏付けられており、講演後も多くの反響がありました。
【セミナー】『社員がいきいきと成果を出す企業・組織デザイン』
内容 | 「ニーズの多様化」「新興国企業の台頭」「従業員の価値観の多様化」等の環境変化を受け、より早く、難しい意思決定が企業・組織に求められています。並行して業務内容も多様化しており、現場で舵取りを行う中間管理職を筆頭に組織全体が疲弊しています。この状況を打破し、企業・組織が成果を挙げるには、中間管理職および社員一人一人の自発的行動と協調的な問題解決の促進が必要です。加えて、行動指針となる理念・文化のリ・デザインも必要です。慶應SDMは企業のパフォーマンスと組織風土・理念の関係に着目しながら、人材・組織について独自の研究に取り組んでいます。また、製造業を中心に組織・業務改革に取り組むITIDは主に開発業務の現場に密着した形での人材育成・組織変革を実践し成果を挙げています。 アジェンダプログラムは変更する場合があります。あらかじめご了承ください。
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日時 | 2013年7月31日(水) 13.00 ~ 17:00 (12:30受付予定) |
会場 | 慶應義塾大学日吉キャンパス来往舎 |
連絡先 | ITID セミナー事務局/ 矢吹 TEL 03-6713-5700 |
参加費 | 無料 定員:80名 (事前登録制) ※定員に限りがございますので、お早めにお申込みください。 |
主催 | 慶應義塾大学SDM研究科附属SDM研究所マネジメント ◆申込み SDMホームページより7月18日(木)までにお申し込みください。 ご不明な点はセミナー事務局へご連絡ください。 |
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レポート |
『社員がいきいきと成果を出す企業・組織デザイン』セミナー開催報告
続いて、弊社星野が、時代背景を踏まえた上司と部下の関係について講演しました。「タテの関係」を超えて「ヨコの関係」が必要であること、そのためのキーワードとして「共創」と「挑戦」を挙げ、現場で必要になるコミュニケーションの具体的なやり方や発想力の必要性について解説しました。設計開発現場でのコンサルティング事例や体感ワークを通して、理解が進むと同時に、参加者同士の会話によって盛り上がる場となりました。
さらに講演後は、二つのブースに分かれてワークショップを行いました。Aブースでは、慶應SDM研究科富田特任講師より組織理念の共有・浸透をテーマとしたワークショップがありました。ある企業の理念を題材に、その意味を噛み砕いて理解し、具体的にとるべき行動をまとめるグループ演習を行ったのですが、各グループからは多様な意見が出ると同時に、「グループ毎に今後必要だと考えたアクションは異なっているものの、それぞれに納得感がある」といった声があがり、まさに理念浸透を体感できる場となっていました。また、「組織理念の浸透とは特別なことを行うのでは無く、日常の行動の中に存在すべきもの」という富田様の言葉が印象的でした。
Bブースでは、弊社西村がメイン講師となって、組織の中でハイパフォーマーが使っている対話を学ぶワークショップを行いました。CCPフレームワークを軸に、相手の意見の裏にある背景情報を理解するための質問スキルや意見を可視化する図解テクニックをお伝えし、総合演習では多様なメンバーの意見をまとめあげていくプロセスを参加者がファシリテーター役になって実践いただきました。頭で理解するのと実際にやってみることの違いを体感することで、「苦手な部分に気付いた」という声があがりました。 アンケートや講演後の会話では、多くの参加者から |
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