イベントevent

Tech-On!セミナー『チームの開発力を高める、新任技術マネージャー養成講座』2013年7月開催分のご案内

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内容

<未来の技術マネージャーに求められる資質・能力とは>
 開発や設計などの各部門において、チームの開発力を推進する技術マネージャーが担う役割は、とても重要です。では、そこで求められる資質・能力とは、どのようなものか。本講座では、「品質を確保する」、「コスト目標を達成する」「納期を守る」など、責務の各過程で直面するさまざまな課題に対して、柔軟に対応できる応用力を身につけます。

<より良き技術マネージャー達が実践していること>
 チームを牽引する立場として、技術マネージャーが最も力点を置くべきことは何か。自分が得意とする”強み”を磨き、各メンバーの長所を把握して、それを連携しながら開発推進するチーム力を導き出すことです。チームの目標を共有する一体感を形作り、それをベースに意思決定を実践していきます。

<数々の実績から生み出された、開発推進のチーム力を高める全体像をマスター>
 今回得たものを職場に持ち帰り、スムースに浸透させていくための方法論までを講義・演習するのが、このプログラムの特長でもあります。開発や設計現場の各環境を加味したケーススタディ演習によって、無理なく着実に職場でのパフォーマンスを発揮していただけます。

 技術マネージャーとしての能力向上、さらにキャリア形成の一助のために、ぜひご活用ください。

アジェンダ

プログラム詳細

  • 1日目
    (7月17日(水))
     10:00-17:00

    技術マネージャーに求められることとは
    ・開発組織で起きていること
    ・マネージャーに何が起きているのか
    ・現状打破のアプローチ
    ・技術マネージャーに求められることとは

    作らずして完成度を高めるレビュー力
    ・理想のデザインレビューと現実
    ・デザインレビューにおける問題発見・解決力
     (4つの構成要素)
    ・原理原則となる考え方 ARS
    ・ARSによるレビューポイント
    ・レビューに向けたプロセスデザイン
    ・演習

    対立を解決力に変えるフレームワーク CCP
    ・会社で起こる対立
    ・対立を解決する上でのスタンス
    ・対立を解決力に変えるフレームワーク CCP
    ・質問スキル
    ・「視座・視野・視点」の切り替えによるコンテクスト把握
    ・演習

    よい提案をするためのヒアリング力
    ・ニーズとは "モノ・コトづくり"
    ・よい提案をするためのヒアリング力
    ・開発進行度合いによって変わるヒアリングポイント
    ・仮説思考・フレームワーク思考
    ・ロジカルシンキングの落とし穴
    ・ヒアリングにおけるCCP
    ・演習

  • 2日目
    (7月18日(木))
     10:00-17:00

    開発現場の意思決定方法
    ・開発テーマ選定時に考慮するポイント
    ・意思決定に向けて何を取り組むべきか
    ・意思情報の見える化
    ・意思決定プロセス
    ・価値を考える
    ・演習

    いざという時に活きる日々の信頼関係構築方法
    ・マネージメントの4パターン
    ・マネージメントスタイルと部下への影響
    ・問題解決と人材育成の違い
    ・伝わる褒め方とは
    ・演習

    部下のWILLを引き出す対話力
    ・アサインメントで考慮すべきこと
    ・キャリア構築の考え方(3つのリング)
    ・WILLを引き出す対話力
    ・ただ対話をすればよいのではない
    ・演習

    振り返り・行動宣言
    ・モチベーション3.0の時代
    ・自分の価値観を知る
    ・どんなマネージャーになりたいかを考える
    ・行動宣言

  • 講師:

    株式会社ITID
     シニアマネージングコンサルタント 星野 雄一
    株式会社ITID
     シニアマネージングコンサルタント 西村 崇

本講座を受講することで得られる「4つの力」

1.レビュー力(1日目午前のプログラム)
 開発を手戻りなく進めるためのデザインレビューの重要性は誰もが理解していますが、工数や技術者の力不足により、潜在不具合を残したまま次のゲートに進んでいるのが現状です。ここでは問題解決の思考プロセスARSを活用して、不具合を未然防止しつつ、技術者の力も上げるための「レビュー力」を身につけます。

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2.ファシリテーション力(1日目午後のプログラム)
 マネージャーになると、他部門やお客様などの様々な利害関係者との連携・関係構築が重要な業務になります。これは、今まで技術や製品のみと語り合っていた技術者にとっては、かなりの心的負荷になります。ここでは会議を効果的・効率的な場にするため、共創を促進させる思考プロセスCCPを活用しながら、周囲と連携して開発を進めるマネージャーとしての「ファシリテーション力」を身につけます。
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3.意思決定力(2日目午前のプログラム)
 メンバー時代に一部分を担う事が多かった新任技術マネージャーは、開発関係者の知見を上手く取り込んでの意思決定には慣れていません。それ故に実際は声の大きさに屈して、自信をもった意思決定を行うことが困難なケースに遭遇します。そのような場面での心得はもちろん、知見や想いを見える化する手法も活用しながら、新任技術マネージャーが実践できる「意思決定力」を身につけます。

4.コミュニケーション力(2日目午後のプログラム)
 技術者がマネージャーになった時の最大の障害が、コミュニケーション力と言っても過言ではありません。部下のパフォーマンス向上にコミュニケーションは欠かせないのですが、技術者の多くが苦手意識を感じています。苦手意識を克服するために、対話技法を堅苦しくなく学びながら、部下が自律的に動くことを支える「コミュニケーション力」を身につけます。

※プログラムは変更する場合があります。あらかじめご了承ください。

日時 2013年7月17日(水)・18日(木) 10.00~17:00 (09:30会場予定) 
会場 京王品川ビル セミナールーム(東京・品川)※受付は2F
連絡先 ITID セミナー事務局/榎本 TEL 03-6713-5700
参加費 98,000円(税込)
※受講料には、「日経エレクトロニクス(半年13冊)」または「日経ものづくり(1年12冊)」の購読が含まれます。
※最少開催人員:10名(参加申込人数が最少開催人員に達しない場合は、開催を中止させていただくことがあります。)
主催 Tech-On!
※Tech-On!は日経BP社様が運営する製造業/ハイテク産業に携わる技術者・研究者・製品企画者などの方々に向けた総合技術情報サイトです。
Tech-On!ホームページより7月16日(火)までにお申し込みください。
ご不明な点はセミナー事務局へご連絡ください。
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レポート

Tech-On!セミナー『チームの開発力を高める、新任技術マネージャー養成講座』開催のご報告

 ITIDは、Tech-On!セミナー「チームの開発力を高める、新任技術マネージャー養成講座」を開催しました。事前予約の方だけではなく、当日の参加希望者も加え13名で密度の濃い2日間を過ごしました。
セミナーでは、様々な業種の技術マネージャーおよび技術マネージャー候補の方が普段の業務環境から離れてセミナーに取り組み、「部下へのレビューのやり方」や「開発テーマの選定方法」、「開発現場ですぐに使える対話テクニック」など、ケーススタディとグループディスカッションを通して、多くの知識・経験を吸収する場となりました。
また、セミナーの最後のセッションではこれまでの社会人経験を振り返り、「自分の価値観」を軸に「1年後のなりたい姿」と「今後1週間以内に実施すること」について行動宣言を発表し、参加者同士で熱い想いを共有できました。
 今後も多くの新任技術マネージャーに有益なセミナーを開催していく予定です。次回開催予定は決定次第お知らせいたします。

[セミナー参加者の声]
・セミナーを通して多くの気づきがありました。できることはすぐに行動に移したいと考えます。
・ケーススタディを取り入れた手法で具体性があり、理解が進みました。
・演習が多く、しかも難しかったので非常に頭を使いました。また対話の仕方など考えさせられることが多く、参考になりました。

資料請求や説明のご依頼は、フォームよりお気軽にご連絡ください。

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