弊社では2004年より3年毎に日本の製造業を対象に大規模調査を継続的に実施しており、これまでに220社(400事業体)、34,000名の調査実績があります。
本書では、2013年度に実施した調査結果を中心に、2010年度・2007年度のデータとの比較分析を行うことで、日本の製造業がどのような視点を持ち、どのように対応してきたのかという実態を捉えました。「高難易度の技術採用度が上がっている」、「品質・機能面の達成に加え、近年ではコスト目標の達成が求められている」、「ツール・インフラを効果的に活用している企業が成果を出している」といった傾向から、日本の製造業が今後継続して製品開発を成功に導いていくために必要なキーポイントをまとめています。設計開発において現場を改革したいという想いをお持ちの方々にぜひご覧いただきたい内容となっています。
また、本書ではこれまで明らかにされていなかった開発力と企業の収益性に関する分析結果も掲載しています。分析には企業価値評価の専門家である薄井彰教授(早稲田大学)にご協力いただいており、企業の経営に関わる方々にとっても多くの示唆が得られる内容となっています。