「各サブシステムは目標を達成したが、組み合せるとシステム目標が未達。結果、手戻りが発生する」
このような問題が起きていませんか?
システム目標をサブシステム目標に割り付けられず、各サブシステムが大まかな目標を設定して開発が進んでしまうことが主な原因です。また、異分野技術間(メカ、ソフト等)のミスコミュニケーションがこの問題に拍車をかけています。
本研修では、複雑な製品の開発で実績のあるコンサルティング知見を体系的に学んでいただきます。製品開発の段階ごとに設計情報を見える化し、共通言語とすることで、日本企業が得意とする“すり合わせ”をより効果的に行えるようになります。
効果的なすり合わせ開発の実践ノウハウを習得(システム設計力強化研修)
複雑な設計情報を見える化し、チームですり合わせて、品質向上と開発効率化を実現
期待効果
- メカ、エレキ、ソフトが入り組んだ製品の設計に必要な考え方(段階的具体化・詳細化)を習得できます
- 要求から機能設計、実現手段検討の進め方(技術ばらし、機能フロー図)を習得できます
- 大きな手戻りを防ぐための技術リスク抽出の進め方を習得できます
研修の構成
- 本研修は「動画講座」、「ワークセッション」、「実務支援」という構成になっています。
システム設計力強化研修
動画講座
約90分ワークセッション
1.5日分
(オンライン or 対面)実務支援
適宜設定
(オンライン or 対面)
- ワークセッション:学習効果を高めるため動画講座受講後に実施する、演習中心のセッション
- 実務支援:研修による業務成果を最大化させるため、実務適用を支援するサービス
- アジェンダ
- 1.はじめに
- 2.システム製品開発の現状と目指す姿
- 3.“段階的すり合わせ”を支える見える化手法
- 4.要求定義・要求分析
- 5.機能設計
- 6.実現手段検討
- 7.技術課題抽出
- 8.全体まとめ
- 特徴
- 国内各メーカーでの現場導入実績を通じて洗練されたシステム製品開発技法の肝を凝縮
- ■要求整理~機能設計~実現手段検討の順に具体化していく考え方・そこでの見える化手法が学べます。また、サプライヤーや上位システムメーカーとの相互すり合わせのやり方も学べます。
- ■講師の現場経験や事例も交えつつ、実際に使える考え方が学べます。
- ■一般の品質管理・効率化手法(FMEA 他)の質向上にも寄与する内容です。
- 実践に着手できるレベルまで理解を促すため、誰もが分かるテーマを題材にしたグループ演習が多くを占める構成
- ■どの業界の技術者でも取り組めると同時に学習する上で簡易になり過ぎないテーマを取り上げ、手を動かして実践に向けて押さえるべきポイントを体感します。
- ※本研修の内容は、国際規格・標準(ISO15288,ISO42010など)をベースに、システム設計を現場で支援する当社コンサルタントが培ってきた考え方・ノウハウを独自に体系化したものです。
- 国内各メーカーでの現場導入実績を通じて洗練されたシステム製品開発技法の肝を凝縮
研修実績例
狙い | 受講者の声 |
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部門間の三遊間で発生する検討モレを無くすための考え方を身につける (精密機器メーカー) |
「初期段階での要求を明確化することが大事だと認識しました。」 「基本的に演習を通じて説明していただけるので、大変分かりやすかった。」 |
原理原則を考えなくなっている設計者が共通の考え方を持って、開発をより効率的に進められるようにする (自動車部品メーカー) |
「ある断片的な設計行為ではある程度知っているつもりだったが、要求からの実現手段までの流れは頭の中でつながっていなかったので参考になった。」 「自部署はシステムとコンポーネントで連携が取れていない。システムでの考え方を理解できた。」 |