組織活性化・組織文化醸成

個人の自律性向上による組織活性化・組織文化醸成ソリューション

強い組織になるためには？

　企業を取り巻く環境が目まぐるしく変化する中、それぞれが生き残りをかけ、様々な変革に向けた取り組みを行っています。このとき、忘れてはならないのは、組織は従業員一人ひとりの力によって成り立っているということです。しかしながら、能力が高い人を集めれば強い組織ができるかと言うと、必ずしもそうではありません。強い組織になるためには、個人が自律性を発揮し、組織に一体感があることが必要です。本ソリューションでは、従業員一人ひとりの想いや力を引き出し、市場から評価され続ける“強い組織”（下図、右上の領域）へと導きます。

組織活性化・組織文化醸成ソリューションで解決できる問題

図：四つの領域で定義した個人と組織の特徴

期待効果

・個人の自律性と組織の一体感を向上することで、市場から評価され続ける“ハイパフォーマー組織”へと変革します。
・“行動特性・エンゲージメント”と“個人の自律性や価値観・問題意識、組織文化・業務環境”などの指標により、個人と組織の活性度を客観的に把握できます（個と組織の活性度調査）。
・調査やヒアリングを通して、個人と組織の状態を把握したのち、適切な施策を打つことで、両者が活性化した状態へと導きます。
・個人や組織が活性化した状態を定着させる仕組みを提供することにより、組織風土として根付かせていきます。

コンサルティング実績（例）

■自動車部品・経営企画部門（対象：11,000名規模）
<実施内容1> 従業員のエンゲージメント・行動特性を見える化し、それに対する分析、施策を立案することで、顧客企業の成長につながる組織力の改善を支援した	<成果1> 組織力を、人の状態とマネジメントの状態から見える化できる調査体系を構築。全社・本部階層・部階層に対し、調査結果と推奨する施策を提示し、組織力の改善につなげた
<実施内容2> 全社共通の行動指針である“Value”が、従業員に正しく浸透していることを把握できる調査体系を構築した	<成果2> 以前から用いられていた自己認識の軸に加え、“実践度”の軸を設定。両者を満たす領域にいる層を、Valueが浸透している層とすることで、浸透度を把握できるようにした
■電気機器・技術部門（対象：500名規模）
<実施内容> 調査により、従業員の自律的な行動意識に効果的な指標を明確化。その指標を活用して、従業員の自律的な行動変容を促す施策を実施した	<成果> OKRの実践に対して、ITIDからフォローすることにより、自律的な行動変容に結びつけることができた
■精密機器・技術部門（対象：500名規模）
<実施内容> 調査により、顧客の“人と組織の状態”を定点観測中。改善に向けた施策の提示と実行を後押ししている	<成果> 顧客内で施策を確実に実行することで、とくに従業員の行動特性指標が大きく改善した
■電気機器・海外事業部門（対象：200名規模）
<実施内容> 調査により、ある海外現地法人を、現地メンバーによる運営に切り替えるためのマネージャー選定を実施した	<成果> 事業を継承するのに相応しい人材要件を定義し、調査結果を用いて、具体的な判定基準を設定。次世代マネージャーの候補を提示した

コンサルティング手法

個と組織の活性度調査

　結果指標“行動特性・エンゲージメント”と要因指標“個人の自律性や価値観・問題意識、組織文化・業務環境”から構成されます。製造業を中心とした他社比較により、自社の立ち位置を客観的に把握できます。さらに、結果に対する要因指標を精緻に深掘ることにより真因を特定し、打つべき施策につなげていきます。よくある満足度調査とは異なり、お客様の従業員と組織の活性化度合いを見える化します。

個の氷山モデルと個と組織の活性度調査体系

図：個の氷山モデルと個と組織の活性度調査体系

個人の自律性向上支援

　組織が掲げる方向性と自身の想いや業務との結びつきからメンバー自身の目指す姿を考える支援をします。現状と目指す姿から問題を明確化し、組織の中でメンバー一人一人がどのように力を発揮していくのかを考えていきます。さらにメンバー自身の業務における目標（OKR）や計画を立案し、組織を巻き込みながら実践、ITIDからフォローをしていくことで、組織力の強化にもつなげていきます。

個人の自律性向上支援の概要

図：個人の自律性向上支援の概要

組織の一体感醸成支援

　異なる文化を持った企業や組織の統合に際し、円滑なチームビルディングを実現し、一体感のある組織へと導くための施策を提供します。メンバーの“本音をぶつける”対話の場を設定し、ITIDが提供するフレームを活用する事で、様々な想いを分かち合うことができるようになります。これによって、個人と組織が進むべき方向性が明確化されていきます（図のSTEP1）。

チームビルディングのプロセス（タックマンモデル）

図：チームビルディングのプロセス（タックマンモデル）

　STEP1によりメンバー同士の関係性が構築できたら、続いてSTEP2（組織の方向性とメンバーの想いや業務を結びつける施策：個人の自律性向上支援）を行っていきます。

ITIDの組織強化の流れ

1. 組織と従業員個人の状態の把握

　個人の自律性・ビジョン、モチベーションやマネジメント、業務環境などを独自の要因指標として、組織課題を客観的に見える化する「個と組織の活性度調査」や、専門のコンサルタントによるヒアリングにより、お客様の組織の状況を分析します。ITIDのコンサルタントが、これらの分析結果をもとに、現在発生している組織課題や将来起こる問題を抽出します。

2. 人材・組織開発施策の提供

　抽出されたお客様の組織課題に沿った、個人の自律性を向上する施策/組織力を強化する施策をそれぞれ提供します。また、組織の変革を行う際の従業員の意識改革の支援を行います。

3. 施策内容を業務での実践のフォローアップ

　経験豊富なITIDのコンサルタントがフォローアップすることにより、提供した施策の効果を一過性で終わらせず、お客様の従業員と組織に真の実力として根付かせることができます。